関西圏女子大学連携プロジェクトとは
異分野交流会 過去の情報はこちら
女性研究者の研究が発展しにくい原因の一つとして、育児や介護のため他の研究者との交流の時間がなく、共同研究が実施しにくいことが挙げられています。関西圏女子大学ワーキンググループでは、共同研究を促進するための試みとして、異分野交流会を開催しています。異分野交流会では異分野の研究者が集い、互いの研究成果に対してそれぞれの立場から意見を交換することにより、思いがけない共同研究の萌芽が期待できます。
2016年2月に「異分野キックオフ交流会」が武庫川女子大学で開催され、以後1年に2回「異分野交流会」が開催されています。
2019年度からは、年1回の開催となります。
【報告】第13回 異分野交流会 2025年2月8日(土)
※チラシをクリックするとPDFが開きます。
開催方法:武庫川女子大学 中央図書館604教室
テーマ:「つくる」「ふかめる」「ひかる」
前回に引き続き今回も対面のみの形で開催された。高橋享子武庫川女子大学副学長は、ご挨拶の中で、関西から世界へ向けて研究の発信を目指す熱い議論が行われることに期待する旨を述べられた。
研究発表では8件の研究成果が紹介された。ことばに関連する研究が3件、食を基軸とする研究が2件、視点を変えることによる新たな展開研究が3件である。各研究発表後には活発な質疑応答が行われ、共同研究の萌芽の兆しが感じられた。
8件の研究発表の後、発表者・参加者は2つのグループAとBに分かれ、グループワークにおいて活発な意見交換を行った。グループワーク終了後にまとめが報告された。Aグループからは、言葉の認識能力の違いについて再確認したこと、言葉を習得する力を養うために補助手段の開発などについて意見交換が行われたことが報告された。Bグループからは、「持続可能」をテーマに掲げながら異なる側面からのアプローチについて勉強会を続ける可能性があることなどが報告された。
徳山孝子神戸松蔭女子学院大学学長は、閉会のご挨拶の中で、ミクロな研究からマクロな研究まで人間が生きていくために必要な研究が行われていることの認識や、人間のつながりなどの新たな研究分野への期待が述べられた。
研究発表とグループワーク共に活発な研究交流が行われた異分野交流会であった。
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