教育研究支援員制度

教育研究支援員とは

教育研究支援員制度は、女性教員が出産・育児・看護・介護に携わる際や、男女問わず教員自身が怪我や健康上の問題に直面した際に、教育研究活動を断念することなく、教育研究に対する意欲を維持し向上させることを目的とした支援策です。本制度では、教育および研究活動をサポートする者を本学の非常勤職員として教員に配置し、支援を行います。また、支援者はこの支援活動を通じて教員の業務を学ぶことで、自身のキャリア形成も目指しています。
 2016年度より、育児・看護・介護に携わる男性教員で、一定の要件を満たす場合にも本制度が適用されるようになりました。
 さらに、2024年度から「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」(2024年度~2029年度)に採択されたことを受け、女性教員が管理職(副学長、学長補佐、センター長、附属学校園長、研究科長、学部長、評議員、学科長、コース長など)に就いた際に、管理運営業務と教育研究を両立できるよう支援することになり、育児におきましては、お子さまの対象年齢を小学校6年生まで引き上げました。   
 また、支援者として博士後期課程修了者などを採用し、支援者が研究者として独り立ちするまでの期間、経済的支援を受けながらキャリアを継続の意欲を維持できるようにすることも目指しています。
 募集は、年2回(例年3月・8月)、配置期間はⅠ期5月~9月、Ⅱ期10月~3月配置となります。
      

教育研究支援員制度利用者の要件

出産・育児・看護・介護に携わる教員対象

次の①と②の両方を満たす方は、本制度の利用申し込みをすることができます。なお、利用申し込みをされる女性教員が、あるいは、利用申し込みをされる男性教員で配偶者(事実婚を含む)がいる場合は配偶者が、産前産後休暇・育児休業・介護休業等を取得している期間は、本制度の利用はできません。
①本学の常勤大学教員(教授、准教授、専任講師及び助教)であること。
②a)女性教員は、次の1~4のいずれかに該当すること(確認書類の提出をお願いします)。
  なお、1~4のいずれにも該当しないが、特別の事情により教育研究支援員の配置を
  希望される方は、ダイバーシティ研究環境支援本部にご相談ください。
  1.妊娠中の方。
  2.(原則として)小学校6年生以下の児童、もしくは、障がい児・者を、
   ご自身が主として養育している方。
  3.看護が必要な家族をご自身が主として看護している方。
  4.要介護者である家族をご自身が主として介護している方。
 b)男性教員は、次の1~3のいずれかに該当し、4の要件を満たすこと。
   なお、1~3のいずれにも該当しないが、特別の事情により教育研究支援員の配置を
   希望される方は、ダイバーシティ研究環境支援本部にご相談ください。
  1.(原則として)小学校6年生以下の児童、もしくは、障がい児・者を、
   ご自身が主として養育している方。
  2.看護が必要な家族をご自身が主として看護している方。
  3.要介護者である家族をご自身が主として介護している方。
  4.男性教員で、配偶者(事実婚を含む)がいる場合は、配偶者が研究機関(大学(本学を含む)
   及び大学共同利用機関、文部科学省の施設等機関のうち学術研究を行うもの、高等専門学校)
   の常勤の研究者であり、配偶者がその所属先で本制度のようなサポートを受けていないこと。
③ 他の教育支援員制度(病気・怪我、管理職支援)と重複して申請することはできません。

管理職支援

次の①と②の両方を満たす方は、本制度の利用申し込みをすることができます。
①本学の常勤大学教員であること。
②管理職等(副学長、学長補佐、センター長、附属学校園長、研究科長、学部長、評議員、
 学科長、コース長)の任期が予定されていること。
③他の教育支援員制度(出産・育児・看護・介護、病気・怪我)と重複しての申請はできません。

お問い合わせ

ダイバーシティ研究環境支援本部
e-mail:j-kaikaku(a)cc.nara-wu.ac.jp
     
※E-mailをお送りいただくときは、上記アドレス内の「(a)」を「@」に書き換えてください。
スパムメール対策ですので、お手数をお掛けしますがご協力のほどお願いいたします。